ホタル飼育の年間スケジュールの概要
施設内の終令幼虫1000匹飼育を目標とした場合の設定 1.保護団体内のコンセンサスをはかる 飼育研究会の開催 (同好会.クラブ.地域子供会等) ・地域コンセプトとの合致、企業内の位置付けを明確にする ・サポ−トするの同好会の設立 ( 5月までの設立) ・産卵箱の製作 (6月) ・飼育槽の製作 (6月) ・その他備品の用意 2.人工産卵/ふ化(6月) ● 自然界からの採取数 (採取場所の協力依頼/採取日の決定) 雌1/雄3〜5 × 10組 = 雌10と雄40 ● 人工産卵数 1組平均500個 × 10組 = 5,000個 ● 幼虫飼育槽 1槽に750匹 × 6槽 = 4,500個 (ふ化率90%) (水槽サイズW900×D500×H230のPC容器使用の場合) 幼虫残数は、採取場所へ放流。または、人工川へ放流。 ● 幼虫の生存率と餌の量 ・ふ化幼虫数 4,500匹 ×0,25= 1,125匹 (☆終令幼虫数) ・幼虫の生存率 40%〜60% と仮定 (飼育期間約9カ月間) ・終令幼虫の達成率 20%〜30% と仮定 (飼育期間約9カ月間) ・カワニナ量 飼育槽用 約25Kg (成育状況に合わせ与える) 人工川用 約25Kg (幼虫数によって調整する) ● 人工川の大きさ 幅90cm×長さ15m前後×深さ10〜15cm 現在ある人工川を使う場合/新規の場合 3.幼虫の飼育の開始 (室内で7月から翌年3月初旬まで飼育) 4.施設内人工川の調整 (終令幼虫の放流5カ月前までに完成し、カワニナを放流し、環境調整をする) 5.人工川への終令幼虫の放流 (翌年3月) 6.ホタル祭りの実施 (翌年6月) 上記の計画は、施設公園内の人工川を前提とし、最終成虫数を1000匹を目標とした場合の設定です。 ☆終令幼虫とは、さなぎになれる大きさに成長した幼虫(2〜2.5cm)を言います 。 (人工飼育の場合、ふ化した幼虫全体の20〜30%が、通常終令幼虫となります。) |
Copyright(C) HUMAN DESIGN 1999 All rights
reserved
|
|