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●日影曲線
日影曲線は建物の日照時間を求めるのに使われます
日照時間とは、その南側にある建物やそのほかのじゃま物によって影がかかる場合、一日のうちで建物の重要な部分に直射日光の当たる時間をいいます
この時間は、冬至が最も短く、冬至の日が晴天であるとして、目安として4時間が用いられることがあります |
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●晴天時の全天空照度
晴天時の空気による散乱光と、曇天時の雲による散乱光を天空光と呼びます
全天空からくる天空光による屋外水平面照度を、全天空照度といいます |
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●曇天時の全天空照度
全天空照度は季節、天候、時刻によっても変わりますが、よく晴れた日より、薄い雲に覆われた明るい曇天時の方が大きいです |
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●天空の水平面投影
窓から見える天空の広さの水平面への投影を立体的に表示したものです
室内のある点の明るさは、窓の大きさでは無く、そこから見える天空の広さの水平面への投影面積にほぼ比例します |
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●天窓と室内照度
天窓は天頂からの明るい天空光を、ほぼ鉛直に取り入れることができますので、昼光率を高めるだけでなく、均せい度が良くなります
建築基準法では、天窓はその面積を3倍に見積もって良いことになっています |
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●側窓と室内照度
部屋の昼光率を高め、均せい度をよくするためには、窓を大きくする、高い位置に設ける、数個に分ける、両側に設ける、すりガラスを用いるなどの方法があります |