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製図 ・・・・・ 道具の使い方




■インテリアコーディネーターの二次試験では製図板やT定規は持ち込めません。
■そこで、道具の選び方や、使い方が大事になってきます。





線の引き方

◆ここでは、はやく綺麗な線を描くテクニックをご紹介します。試験会場の机は、学生用もしくは会議用のメラミン貼りのものが多く、製図板や紙を固定用するテープも使用が認められていません。



●直線(定規)
 シャープペンシルの芯のホールド(ステンレス)部分を定規にまっすぐに当てて、引くようにして線を引きます
 押したり、何度も引いたり、往復したりしては綺麗な線は引けません


●水平線(直定規)
 直定規を使って、左から右へ引きます


●垂直線(三角定規)
 このように、垂直線は定規の左側を使って下から上へ引くのが原則です


●水平・平行線(三角定規)
 このように、三角定規を組み合わせて、下側の方を手で固定して上側の三角定規をスライドして平行線を引きます
 水平線ですから、左から右へ線を引きます
 難しそうですが、使いやすい大きさの三角定規を選べば、はやくて綺麗な線が引けます

●垂直・平行線(三角定規)
 水平・平行線と同じ要領で、垂直線を引きます
 この方法を使うと、水平線と垂直線が同時に引けます
 この場合は定規の右側を使いますので、上から下へ線を引きます


道具の選び方・使い方

◆直定規・三角定規・鉛筆・シャープペンシル以外の会場へ持ち込める道具の選び方と使い方を説明します。



●三角スケール
 過去のICの二次試験では、平面図は1/50、展開図は1/30と決まっています
 ホールドカバーがついている三角スケールを選ぶか、使うスケールに印をつけて迷わないようにしましょう
 サイズは15cmで建築用ものがいいでしょう


●コンパス
 コンパスを使うのは、丸テーブルを描くときか、ドアの開閉のRを描くときぐらいですから、子供用のものでも十分です
 机は多分メラミン貼りですから、下に紙を敷くと滑りにくくなります
 使いやすさから言ったら芯の部分がシャープペンになったものが、いいかも・・・


●テンプレート
 テンプレートは円だけのものしか使用できません
 照明記号などコンパスで描くにはちょっと小さい円を描くときに使います
 高価になりますが、小さい円から大きい円までたくさんついているものならコンパスの代用にもなります


●字消し板・消しゴム
 字消し板は、字だけでなく、余分な線も消します
 慣れないと使いにくい道具の一つですが、慣れると無くてはならない道具です
 メッシュのステンレスのものがうすくて、透けて見えるので使いやすのですが、普通のステンレスのもので十分です
 消しゴムは、製図用のプラスチックのものが消し屑も少なく、硬めで使いやすいかな・・・

●製図用ブラシ
 鉛筆の粉や消しゴムの屑をいつも綺麗にしておくことが、綺麗な図面を描くコツの一つです
 鉛筆の粉は、いい芯を使うことにより、また消しゴムの屑は「まとまる消しゴム」を使えば解決しますが・・・





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