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形・・・地と図




■私たちがものを見るときには、何かを背景として、それを見ていることが多いといわれています。見える図形を図といい、背景を地といいます。
■地と図の名前の検索は、索引をご利用ください。
地と図だまし絵





地と図



●水平・垂直
 垂直、水平方向に広がったものが図形になりやすい


●凸型・凹型
 凸型と凹型では、凸型のほうが図形になりやすい


●対象形
 左は黒いほうが対象形なので図形として認められる
 右は白いほうが対象形なので図形として認められる


●囲まれたもの
 囲む黒い線よりも、囲まれた白地の部分が図形として認められる

●上部・下部
 上は、白い波形(下部)が図形として認められやすい
 下は、黒い波形(下部)が図形として認められやすい






だまし絵(多義図形)

◆人によってはどちらかにしか見えない場合もあるでしょうし、交互に見ることのできる人もいるでしょう。しかし同時に見ることはできません。このような図を「多義図形」と呼びます。



●ルビンの壷
 ルビンという人が1921年に発表した「盃と顔図形」です
 壺に見えたり、人間の横顔に見えたりしませんか?


●妻と義母
 斜め後方を向いている若い婦人か、右を向いた老婆の横顔か、あなたはどちらに見えますか?
 婦人の耳と老婆の目、婦人の顎と老婆の鼻、婦人のネックレスと老婆の口がそれぞれ対応しています
 1930年に発表されました

●化粧台の前の女性
 近くから見ると化粧台の前に座っている女性の絵が見えます
 目を遠ざけて見ると、ドクロが見えます
 このように、同じ絵でも近くから見たときと、遠くから見たときで違うものに見えることがあります





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