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環境保全




■私たちが直面する危機!!! 人口増・資源の枯渇・食糧不足・異常気象・地球温暖化による環境破壊など・・・・・
■環境保全の名前の検索は、索引をご利用ください。
環境保全





環境保全

◆私たちの地球は大気によって宇宙からの衝撃に守られています。とりわけ大気中の二酸化炭素は0.03%とわずかですが、地球の平均気温を摂氏15度程度に保つ大きな役割を演じています。こうした気体は温室効果ガスと呼ばれます。

◆石炭や石油などを大量に消費するようになり、大気中の二酸化炭素の量は200年前と比べ30%程増加しました。これからも同じように消費を続けるとすれば、21世紀末には、地球の平均気温は今より2度程上昇すると予測されています。平均気温が1度上がると猛暑といわれる夏になりますから、2度上がると大変なことになります。

◆温暖化が進むと、都市部ではヒートアイランド現象に拍車がかかり、海岸地域では砂浜が減少し、高潮や津波による危険地帯が著しく増大します。

◆地球規模で見ると、海面が上昇して数多くの島々が海に沈みます。温暖化は異常気象を招き、地球上の各地で水の循環が影響を受けます。この結果、洪水が多発する地域がある一方、渇水や干ばつに見舞われる地域も出てきます。こうした気候変動は世界的な農産物の収穫にも大きな影響を与え、とりわけ食糧の輸入依存度の高い(自給率27%)日本への影響が心配です。



●環境共生住宅
 地球環境の保全LOW IMPACT)・周辺環境との親和性HIGH CONTACT)・居住環境の健康・快適性HEALTH & AMENITY)の3つを考慮した住宅
 これは、環境共生を意識した住宅です
 もうすでに一般的になりつつあります


●ビオトープ
 ビオトープとは、「自然の状態で多様な動植物が生息する環境の最小単位」を意味し、地球上の生態系(エコシステム)を保続して行く上で欠くことの出来ない構成単位です
 自然の力を利用して、環境を良くしていこうとする試みが日本全国で見られます


●オーガニック
 「オーガニック」とは英語の「Organic」のことです
 「有機の」とか「有機的な」といった意味があります
 本来あるべき食物のことを「Organic Foods」、本来あるべき農業のことを「Organic Farming」というのです
 日本では、「有機農業」とか「有機農産物」、「有機食品」などと呼ばれるものです


●オーガニックコットンの基準
農薬や化学肥料が残ってない畑で栽培すること
有機農法により化学肥料を一切使用せず、また農薬をかけていない種を使って、殺虫剤、除草剤、枯葉剤等農薬を用いず栽培すること(収穫時に枯れ葉剤で枯らして収穫してました)
有機栽培を行っていない畑との境界線を明確に作ること


●リフューズ(Refuse)
 リフューズとは不要なものは、買わない、使わない、もらわないなど発生回避のことで「3R」にプラスされ最近では「4R」とされています
 もしくはReject(拒絶、拒否)など、もっと強い表現もあります
 その他にReplace(リプレース 置き換える)やRepair(リペア修理する)等で表現されている場合もあります


●リデュース(Reduce)
 「3R」とは、Reduce(発生抑制)Reuse(再使用)Recycle(再生利用)、の頭文字を意味し、その順番は廃棄物処理に対する優先順位を示しています
 環境先進国と呼ばれている欧州の国々はこの、「3R」を環境政策に取り入れています
 廃棄物の発生回避に絶対的な優先性を持たせる考え方、つまりゴミを出さないという考え方です


●リユース(Reuse)
 そのまま、再使用することを指します
 ビールの瓶、使い捨てカメラなどです
 日本には古くから、お酒の一升瓶、牛乳の瓶など、リユースのシステムがあります
 なぜ、ワインは、できないのでしょうか・・・?


●リサイクル(Recycle)
 リサイクルは、消費後に発生する廃棄物を再処理して、再生利用することです
 牛乳パック、新聞紙、アルミ缶など、再生するのには、エネルギーが要ります
 日本ではこのリサイクル考え方が一般的になっていますが、リデュース・リユースをもっと考える必要があると思います


●ISO 9000
 国際標準化機構(ISO)が1987年にまとめた規格
 1994年版から2000年版への改正によって、それまでの「製品品質を保証するための規格」から、「品質保証を含んだ、顧客満足の向上を目指すための規格」へと位置付けが変わっています
 欧米市場ではISO認証の有無が信用を得る条件の一つになっています


●ISO 14000
 「環境に優しい企業を認定するための国際規格」
 14000シリーズは「環境に優しい企業」を認定する規格で社会的信用が増大し、消費者や投資家を味方につけ、販売戦略や資金調達などの面で有利になるというので、企業も取得に力を入れています
 左の登録マークは(財)日本建築センターシステム審査部によるもので、(財)日本適合性認定協会のJABマークとセットで使われます


●雨水の利用
 屋根などに降った雨をタンクに貯め、洗車や庭の水やりなどに利用する
 日本の平均降水量地域で4人家族とした場合4000リットルのタンク容量が目安となる


●中水利用
 大規模なビルなどでは、浄化した水プラス雨水を利用をして、トイレなどの水に利用されています
 一般家庭用中水システムもあります
 雨水と汚れの少ない浴槽水を浄化・殺菌し、トイレの洗浄水や散水に利用することで上水の使用量を削減します
 4人家族で約22%の節水効果が得られます(大和ハウスのシステム)

●SI住宅
 Sとは「スケルトン」骨格部分のこと、Iとは「インフィル」内装のことです
 この住宅は、「S=骨格」を100年持つ構造にして「I=内装」は、ライフステージやライフスタイルの変化によって、リフォームできるようにした住宅のことです




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