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省エネルギー




■私たちは、冷暖房に非常に多くのエネルギーを使っています。地球環境問題を考えるにあたって、もう少し省エネルギーについて考えてみましょう。
■省エネルギーの名前の検索は、索引をご利用ください。
ソーラーエコ発電





ソーラー



●パッシブソーラーシステム
 太陽熱のみ使用するシステムで、ソーラーサーキットの場合、室内上部と下部に開閉式のダンパを設け、冬は閉じて直接日光が当たる床に、蓄熱性能のある材質のものを張り、それを、夜間には自然放熱させます
 夏はダンパを開けて温度の高い空気を自然換気する方式です


●OMソーラーシステム
 パッシブとアクティブの中間のシステムになります
 日照のある屋根面を二重構造にし、そこで温められた空気を「ハンドリングユニット」と呼ばれる送風機で、床下に送ります
 床下にはベタ基礎と併用されたコンクリート層に蓄熱させ、夜間に自然対流させます
 暖房の要らない季節は、「ハンドリングユニット」にある、熱交換機に水を通してお湯に利用します

●アクティブソーラーシステム
 ハイブリッドシステムの場合は、他のエネルギーと併用するシステムです
 屋根面に設けた太陽熱コレクターと貯湯タンクのあいだに熱触媒を循環させ、給湯や床暖房に利用する方式です






エコ発電



●太陽光発電システム
 単結晶シリコンタイプ・・・効率がよいが値段が高い(変換効率約17%)
 多結晶シリコンタイプ・・・(変換効率約15%)
 アモルファス(非結晶)シリコンタイプ・・・・(変換効率約8%)
 設置する角度は、真南で勾配約30度がもっとも良いが、角度がずれても大きく変わらず、3.1kwhシステムで年間約3000〜3500kw発電し、一般家庭の約一年分に匹敵する(石油、約700リットル)


●家庭用風力発電
 家庭用もいろいろなものが開発され、組み立てキット式のものやハイブリッドタイプとして太陽光発電パネルと併用されたものなど、価格も20万円台から、100万円近いものまでかなり差があります
 家庭用風力発電は2004年度から国や地方自治体の補助金が支給される予定だそうです
 また、東京ガスが風力発電に参入、電力会社に売電する等、新しい展開が見られます


●地熱発電
 地熱発電は地下深部にあるマグマのエネルギーの一部を蒸気という形で取り出し利用するものです
 方式には、そのほかに熱水を有効利用するバイナリーサイクル発電があります
 二酸化炭素排出量が火力発電の約1/20と少ないため、地球にやさしいクリーンエネルギーとして、その重要性が再認識されています


●バイオマス発電
 バイオマスエネルギーとは、太陽エネルギーが植物により変換され生物体内に蓄えられた有機物を利用する再生可能なエネルギーで、これを発電に利用したものを「バイオマス発電」といいます
 バイオマスは、成長の過程で二酸化炭素を吸収する性質を持っているので、バイオマスを利用しながら、同時にこれを育成することで、燃焼時に起きる大気中の二酸化炭素増加を抑制することができます

●コージェネレーション
 複数のエネルギーを取り出して、有効利用するシステムのこと
 エネルギーの利用効率が大幅に上げることが可能で、CO2の削減や環境汚染物質の排出削減、エネルギー利用のコストが下がるなどの利点があります



◆「竜飛岬」の風力発電



青森本州最北端にある「竜飛岬」には・・・・
全部で11機の風力発電があります
「竜飛岬」と言えば・・・・そう
「青函トンネル」の本州側にあたります
ちょっと真下まで行って見てみました
相当大きなものです

ここで風力発電のプロフィールを・・・・・

・高さ
・風車の直径
・翼
・起動風速
・停止風速
・発電能力

30m〜44m
28m〜40m
FRP(ガラス繊維強化プラスチック)
2.5m/秒および5.5m/秒
25m/秒および24m/秒
275kw〜500kw(大きさによって違う)
500kwというとオール電化住宅の約250軒分

マイコン制御自動運転装置
 無人運転を行うためのシステムで強風・弱風では回転を停止します
ピッチ・コントロール・システム
 風速の変化に応じて翼のピッチ角度を自動的に変え、室力を制御します
ヨー・コントロール・システム
 常にプロペラが風上に向くように方向制御し、効率的に翼を回す





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