給湯設備

	●ガス給湯器 　給湯能力は、号数で表します 　１６号から２４号が一般的で、１分間に出せる湯の量（給水温度＋２５℃）をリットル数で表しています 　また、床暖房用の湯を同時に給湯する新しいタイプもあります
	●潜熱回収型ガス給湯器（エコジョーズ） 　今まで屋外に排出していた排熱（潜熱）を利用（回収）しあらかじめ温め予熱された水を従来タイプに比べて少ないガス消費量で加熱することにより給湯効率を向上されたシステムです 　効率は使用条件により異なりますが、一般商品と比べると１０％以上の省エネになります
	●石油給湯器 　ランニングコストが安いのが特徴 　水道直圧式とセミ貯湯式があります
	●電気温水器 　安い深夜電力でお湯を沸かしそれを貯湯して使います 　安全ですが、タンクのスペースがいるのと、使える湯の量に制限があります 　ランニングコストは深夜電力を使ってガスと同じくらいです
	●氷蓄熱式空調システム（エコアイス） 　割安な深夜電力を利用して、夜間に氷や温水を蓄熱層に蓄え、昼間の冷暖房に使用するシステムです 　ランニングコストが安く、環境にやさしいシステムです
	●ヒートポンプ給湯器（エコキュート） 　自然冷媒ＣＯ２を使ったヒートポンプ式給湯機の総称で、電力会社や給湯機メーカー各社が共通で使う愛称です 　「エコキュート」は、自然冷媒を使用することによる大気汚染の防止と、エネルギー効率の向上による地球温暖化防止をねらったもので、地球環境にやさしい給湯機です
	●ガスコージェネレーションシステム（エコウィル） 　天然ガスを使用して電気を各家庭で作るシステムで、ガスエンジン発電機を動かし電気を発電します 　火力発電では、エネルギー効率が３５％になってしまいますが、このシステムでは、電気として３０％、熱として４０〜５０％を取り出せるので、合計で燃料のエネルギーの７０〜８０％を使うことが出来き、効率が良いのが特長です
	●家庭用燃料電池コージェネレーションシステム（エネファーム） 　原理は「水の電気分解」の逆で、都市ガスの水素と空気中の酸素を化学反応させて電気を作り、発電と共に発生した排熱を利用してお湯を沸かします 　このシステムで一般家庭の使用する電気の６０％を発電できるとされ、エンジンやタービンがないので他の発電装置と比べると低騒音・低振動そしてエコでクリーンなシステムです

水栓金具

◆水洗金具は、とにかく種類が多くて選ぶのも大変です。機能を中心に代表的なものを取り上げてみました。

	●２バブル式水栓 　水とお湯の二つのバルブを同時に出して、温度を調節しながら、使用します 　温度調節が難しく、最近は少なくなりました
	●シングルレバー式水栓 　一つのレバーハンドルを左右、上下に動かすことで、温度・水（湯）量調節が簡単に行える湯水混合水栓 　キッチンに多い
	●サーモスタット式水栓 　希望の温度の湯が、温度目盛りにハンドルを合わせるだけで、得られます 　サーモスタット機能で、希望の温度のお湯が得られ、温度変化がほとんど無く安全です 　シャワー水洗に適しています
	●ミキシング混合水栓 　温度調節が、サーモスタット式の温度目盛りとはちがい、Ｈ（高）・Ｃ（低）での調節になります 　同じ設定でも、その時の状況によって、温度が違ってくることがあります
	●定量止水機能付水栓 　お望みの湯量にダイヤルをセットするだけ 　あとは放っておいても適量のお湯が入れば自動的に止まります 　サーモスタット式と組み合わせれば最高 　お湯の入れすぎ、出しっぱなしなどがふせげます
	●シャワー付水栓 　混合水栓にシャワーをつけたもの 　レバーハンドルで水栓とシャワーを切り替えるのが一般的です 　サーモスタット式が、やけどの心配がなく安全です
	●多機能シャワー 　スプレー吐水、マッサージ吐水、などリラクゼーションの機能や、節水機能、水道水の塩素を除去する機能など、種類もいろいろです
	●キッチン用シャワー水栓 　キッチンの水栓にシャワー機能を持たせたもの 　キッチンにあると何かと便利に使えます
	●洗面所用水栓 　洗面所専用で、シングルレバー、２バルブ、シングルバルブ等があります
	●オートストップ水栓 　洗面所用で、押すと水がでて、一定の水量がでると自動的に止まります 　水の出しっぱなしを防ぎ、節水に役立ちます
	●自動水栓 　手を差し出すと吐水、遠ざけると止水 　センサが人の手を感知し吐水、止水を自動的に行う水栓です 　レバーとかバルブにさわる必要がないので衛生的で、なお節水効果もあります