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基礎用語・スペクトル・色温度・分光分布




■光と色を一緒に考えてみましょう。光と色を理解できるよう、いろいろな光に関する資料をあつめてみました。
基礎用語スペクトル色温度演色性分光分布





照明の基礎用語



●照明の基礎用語です。しっかりおさえておきましょう。





光のスペクトル



●自然光をプリズムに通すと、虹のように波長の短い方から色を持った光に分かれます。これを、光のスペクトルといいます。目に感じる明るさは同じエネルギーでも波長によって異なります。この波長の明るさ感をグラフにしたものが比視感度曲線です。





色温度



●色温度は、K(ケルビン)で表され、色温度が低くなればなるほど、赤みがかった光色になり、高くなればなるほど、青っぽい光色になります。標準光Aは、白熱電球の光に近似し、約2856Kです。標準光D65は、晴れた青空の光で、約6504Kです。標準光Cは、北窓の昼光で、約6774Kです。





演色性



平均演色評価数(Ra)
演色性は一般的には、自然光のようなものを基準にして、「よい」「わるい」といいますが、その自然光に近い照明を基準光として、JISに定められている試験色を基準として調べ、照明のその演色性を評価します。演色評価数には、平均演色評価数と特殊演色評価数があり、平均演色評価数とは、試験色を、試料光源と基準光で照明したときの色ずれの大きさを数値化したもので、基準光で見たときを100とし、色ずれが大きくなるにしたがって数値が小さくなります。ただし、色温度によって見え方は変化するので、白熱灯は、Ra100ですが、人の顔や食物などは赤っぽく見えてしまい、よく見えない場合があります。平均演色評価数(Ra)は基準光No.1〜8の演色評価数値の平均値として表されます。

特殊演色評価数(Ri)
特殊演色評価数とは、特殊演色評価用(No.9〜15)の試験色・赤・黄・緑・青・西洋人の肌色・木の葉の色・日本人の肌色など現実的な物の色を対象に評価するもので、数値も個々の試験色ごとに表示しています。





分光分布



●光源の種類によって、物の見え方が異なってきます。それは、光源によって、分光分布がちがうからです。光エネルギーが自然光のように一様に含まれているほど自然光と同じようにみえます。これを、演色性といい、Ra(アールエー)で表します。




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