演色性
●平均演色評価数(Ra)
演色性は一般的には、自然光のようなものを基準にして、「よい」「わるい」といいますが、その自然光に近い照明を基準光として、JISに定められている試験色を基準として調べ、照明のその演色性を評価します。演色評価数には、平均演色評価数と特殊演色評価数があり、平均演色評価数とは、試験色を、試料光源と基準光で照明したときの色ずれの大きさを数値化したもので、基準光で見たときを100とし、色ずれが大きくなるにしたがって数値が小さくなります。ただし、色温度によって見え方は変化するので、白熱灯は、Ra100ですが、人の顔や食物などは赤っぽく見えてしまい、よく見えない場合があります。平均演色評価数(Ra)は基準光No.1〜8の演色評価数値の平均値として表されます。
●特殊演色評価数(Ri)
特殊演色評価数とは、特殊演色評価用(No.9〜15)の試験色・赤・黄・緑・青・西洋人の肌色・木の葉の色・日本人の肌色など現実的な物の色を対象に評価するもので、数値も個々の試験色ごとに表示しています。 |
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