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カーテン




■Curtainの語源はラテン語のCortinaで防寒及び遮蔽するための布のことです。
■生地の名前の検索は、索引をご利用ください。
三原組織カーテンの種類加工プリーツ





織物の三原組織

◆繊維の織り方として平織、綾織(斜文織)、朱子織を織物の三原組織といっています。



●平織 (ひらおり)
 経糸と緯糸が一本ずつ交互に浮き沈みする組織
 織組織でもっとも丈夫で実用的な織り方
 代表的なものに白綿布がある


●綾織(斜文織) (あやおり・しゃもんおり)
 経糸または緯糸の浮き沈みが斜めに続いて、斜めの文様をつくる組織
 平織りより、光沢があり、柔らかくなる
 密度を濃くすることが容易なので遮光性の高い織物をつくることができる
 代表的なものにサージがある

●朱子織 (しゅすおり)
 経糸と緯糸の交差する点を一定の間隔をあけて配置、組織した糸の浮きの多い組織
 柔らかく、光沢があるため豪華な感覚となるが糸の浮きが多いため摩擦に弱い
 代表的なものにサテンがある






カーテンの種類



●ドレーパリー(ドレープ) ジャガード
 ジャガード機(フランス人ジャカールによって発明された、紋紙と呼ばれるパターンカードを用いて経糸を操作して文様をつくる)で織られるあらゆる織物をいう
 自由に文様がつくれるので装飾性がある


●ドレーパリー(ドレープ) ドビー
 ドビー機(綾織や簡単な紋織りが織れる)で織られる織物
 模様の丈、幅に制約があるため比較的小さな単純な小紋柄、ストライプ、チェックなどがある


●プリント
 マシン(ローラー)プリントは8色までで連続柄を大量にプリントする
 フラットスクリーンプリントは多色(14〜15色)使いが可能で複雑な柄に用いられる


●レース
 「タテ編み」「ヨコ編み」「マル編み」があるが「タテ編み」が主流
 ラッセル機のラッセルレース、リバーレース機のリバーレース、ノッチンガム機の織りレースなど


●ケースメント
 「透かし織り」のカーテン地
 粗い織り目のカーテンで太いヨコ糸が使われることが多い

●シアー
 レースのような編物ではなく、透過性の高い薄い織物をいう
 ボイル地やオーガンジーなどの商品がある
 レースより透過性は少ない






カーテン地の加工



●金属蒸着加工
 薄い金属膜を作る加工で遮光カーテンに応用される
 アルミを真空で加熱することによって金属蒸気が生じるのでこの名がある
 ハーフミラー効果により、日中、外から中を見えにくくする


●ラミネート加工
 ウレタンフォームなどの薄い皮膜を生地の裏に張り付ける加工
 強度、遮光性をあげる


●ボンディング加工
 2枚の布を張り合わせたり、ウレタンフォーム等を中央にサンドイッチしたりする加工


●コーティング加工
 生地の裏に合成樹脂を塗布する加工
 遮光性、保温性が高まる


●エンボス加工
 エンボスというのは模様を浮彫りにすること
 深みを出すため布に樹脂加工し加熱しながらエンボスロールで凸凹模様をつけること


●モアレ加工
 モアレというのはフランス語の波形模様のこと
 テキスタイルでは布地が木目模様の織物をいう


●キルティング加工
 キルトというのは、わた入れという意味であり、保温性、重量感を出すために2枚の布の問に芯を入れそこが浮き出る模様になるよう縫うこと


●オパール加工
 カーテン地等にデザイン的要素を高めるための加工法の1つで化学的な反応によって、レースのような透かしたデザインをつくる
 オパール加工はセルロースが酸により炭化する性質を利用し酸に強いポリエステルと酸に弱い生地を組み合わせて加工する

●チンツ加工
 表面を樹脂で覆ってつやをだす加工
 チンツとは本来、インドで織られた木綿布地






カーテンのプリーツ・飾り



●2ツ山ヒダ
 要幅・・・約1.5倍〜約2倍


●3ツ山ヒダ
 要幅・・・約2.5倍〜約3倍


●片ヒダ
 要幅・・・約2倍


●ボックスヒダ(箱ヒダ)
 要幅・・・約2.5倍〜約3倍


●ギャザープリーツ
 要幅・・・約3倍〜約4倍


●タッセル 房


●タッセル ブレード


●タッセル コード・ロープ


●タッセル チェーン・リング


●バランス
 布製のソフトな上飾り
 ボックスヒダタイプ
 プリーツヒダタイプ
 ギャザーヒダタイプ


●ペルメット
 ハードな板や芯がが入った上飾り

●トリミング
 ブレード
 フリンジ





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