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●フロート板ガラス
最も一般的な、透明板ガラス
高い平面精度があり、透視性、採光性にも優れる
磨きが掛かっていない、「火づくり」のもの |
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●型板ガラス
型模様をガラスの片面に写した、不透明な板ガラス
30年〜40年頃柄の種類が、いろいろ生産されたが、カーテンやブラインドに遮蔽性が取って変わられ、今は、おとなしい柄が主流
インテリアでは、逆にレトロっぽい柄に人気がある |
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●すり板ガラス
透明なガラスの片面を、金剛砂や金属ブラシなどでつや消し加工を行った物
透明ガラスより、強度が3分の2程度になり、汚れがつきやすく、落ちにくい欠点がある |
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●網入り板ガラス
金属網を封入したもので、破損しても、破片が飛散せず防火、安全性の面で優れている
ガラスの小口が濡れ、金属が錆びると、ひびが入ることがあり、施工上注意が必要
網入りガラスは火災・地震の際には安全であっても、強度的には普通の1枚ガラスとなんら変らず防犯上の性能はありません |
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●線入り板ガラス
金属網の代わりに金属線が入った物
磨き工程を経ているので、価格が高い |
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●熱線吸収ガラス
原料に、微量のコバルト、鉄、セレンなどの金属を着色した透明ガラス
ブルー、グレー、ブロンズなどがある
太陽エネルギーを吸収し、室内の、冷房効果を高める |
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●熱線反射ガラス
表面に、反射率の高い金属酸化物の膜をコーティングしたもの
太陽熱を反射し、室内の、冷房効果を高める
ハーフミラー効果があり、カーテウォールのビルなどによく使われている |
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●複層ガラス(ペアガラス・トリプルガラス)
板ガラスの間に乾燥空気を封入し、断熱性を高めたガラス
単板ガラスと比べると、熱貫流率は約2分の1に減少するため冷暖房の効率がよくなり、結露もしにくい
室内側のガラスに特殊金属膜をコーティングしたペアガラスや乾燥空気の代わりに、断熱効果のあるガスを注入して、さらに効率を良くしたももある |
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●合せガラス
2枚のガラスの間に、特殊中間膜(ポリビニルブチラール)をはさんだガラスで、破片が飛び散らず、障害物も貫通しにくいため、自動車のフロントガラスなどに採用されている
中間膜に、装飾フィルムなどをプラスして、張り合わせた装飾合わせガラスなどもある
防犯ガラスと合わせガラスの違いは、中間膜の厚さの違い、防犯ガラスの中間膜は0.76o以上、合わせガラスの中間膜は0.38oしかありません |
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●強化ガラス
板ガラスを強化炉に入れ、約600℃に熱した後、急冷したもので、強度は板ガラスの3〜5倍で、万が一割れても破片が細かくなり大けがを防ぐ
強化後は、切断などの加工が出来ないため、発注は、実寸法を出して行う
強化ガラスにも防犯性能は期待できず、泥棒の手にかかると一般的なガラスと同じように破られてしまいます |
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●曲げガラス
板ガラスを、曲げた製品
回転ドアなどは既製品があるが基本的には、受注製品 |
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●結晶化ガラス
ガラスは本来、透明ですが結晶化させることで大理石のような質感を出すことができ、IHやガステーブルのガラス天板などもこの結晶化ガラスが使用されています
結晶化には、表面結晶化タイプ(不透明)と体積結晶化タイプがあり、後者は防火戸にも使用できるガラスです |