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断熱材




■省エネの問題からも、断熱材は、とても大切です。しかし、施工上の問題など、いろいろなことが重なり合って、後から、問題が出る可能性もあります。使用する断熱材や、施工方法など、よく研究する事が大切です。
■断熱材の名前の検索は、索引をご利用ください。
プラスチック系無機繊維系天然系





プラスチック系



●ビーズ法ポリスチレンフォーム
 発泡スチロールのこと
 緩衝性が高く、床用、瓦下地材など、複雑な製品も作れる


●押出法ポリスチレンフォーム
 ポリスチレン樹脂に発泡剤、難燃剤などを加え、連続的に押し出して発砲させ板状に成形したもの
 畳床にも利用される


●硬質ウレタンフォーム
 ポリオールとポリイソシアネート、発泡剤などを混ぜ、短時間に高分子化と発泡成形を行うもの
 ノズルから原液をを吹き付ける現場施工もある


●高発泡ポリエチレン(ポリエチレンフォーム)
 ポリエチレン樹脂に発泡剤などを混ぜて製造された半硬質の断熱材
 耐水性、柔軟性に富んでいる

●フェノールフォーム
 フェノールとホルムアルデヒトとの反応によって合成されるフェノール樹脂が原料
 熱伝導率が小さく、準不燃材の認定が受られる






無機繊維系



●グラスウール
 最もよく使われている断熱材で安価
 けい砂、石英石、苦石灰、長石、ソーダ灰などを高温で溶かして繊維状にし、熱硬化性のの接着剤を吹き付け加圧成形

●ロックウール
 溶鉱炉で鉄を作る際に発生するスラグ、や玄武岩などを、1500〜1600℃の高温で溶かし、繊維化した綿状の断熱材
 フェノール樹脂を加えてフェルト状やマット状にする






天然系



●インシュレーションボード(木質繊維)
 廃材の木材チップを蒸煮、ほぐした繊維を成型した密度の低い多孔質板


●炭化コルク(木質繊維)
 コルクの粒を高温高圧で、焼き固めたもの
 焼くことで、コルクの樹脂が溶け接着剤となるので、接着剤は使われない


●セルロースファイバー(木質繊維)
 新聞古紙からリサイクル生産される断熱材で自然素材断熱材として注目されています
 施工はブローイング工法が一般的で防音性、防燃性、防虫性にも優れています
 また、気密性が高く断熱性にも優れていますが、従来のものに比べ、導入コストが約3倍も掛かるため日本での認知度は低い

●ウール(羊毛)
 羊毛を材料とする断熱材
 吸放湿性はよいが、施工の時に、虫除けと難燃性を付加するため、ホウ酸を吹き付ける





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