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タイル・レンガ




■陶磁器質の薄板をタイルと呼んでいます。キッチンでは、ボードに押され気味ですが、耐久性、環境面、などから見ると、抜群のタイルです。産廃を利用した商品などもあり、新しい情報から、目が離せない商品群です。
■タイル・レンガの名前の検索は、索引をご利用ください。
陶磁器の分類釉の種類面状の種類レンガ





陶磁器の分類

磁器質・・・・吸水率1%以下 焼成温度1300℃〜1200℃ 白または有色
 素地が気密で硬く、吸水がなく、たたくと清音を発する。耐候性(耐凍害性)、耐久性に優れている。



●磁器質 外装タイル
 凍害を防止するため、吸水質が低いタイル
 施工後の剥離を防止するため、足裏は、あり足形状で、高さは、1.5ミリ以上とされています
 湿式と乾式があり、湿式は、形状や、肌合いに自然な感じがあり、クラフト感覚が豊か
 乾式は、寸法精度が極めて高く、仕上がりも明確でクールな感じ


●磁器質 床タイル
 床タイルは耐候性や吸水性の低さのほかに、耐摩耗性、耐衝撃性に優れていることが要求され、さらに汚れにくく、汚れが落ちやすいことも必要です
 最近では、パブリックスペースや商店街のモール、舗道などにも用いられることから滑りにくいことも要求されます


●磁器質 モザイクタイル
 内部、外部の床、壁に使われ、材質は磁器質
 平物一枚の表面が50cu以下と小さく通常台紙張りにされてユニットタイルとして販売されています
 内装では、浴室や、トイレの床タイルとしてよく使われます
 目地が多いので、ノンスリップ効果もあります
 外装に使用する場合は、足裏は、あり足形状で、表面積が15cu未満高さは、1.5mm以上とされています

●磁器質 内装タイル
 寒冷地の凍害防止用として、磁器質があります


せっ器質・・・・吸水率5%以下 焼成温度1200℃前後 白または有色
 素地は硬く、吸水が少ない。耐候性(耐凍害性)、耐久性に優れている。



●せっ器質 外装タイル


●せっ器質 内装タイル

●せっ器質 床タイル


陶器質・・・・吸水率22%以下 焼成温度1000℃以上 ほとんど白
 素地は多孔質で吸水が多い。たたくと濁音を発する。


●陶器質 内装タイル
 内装タイルは外装タイルよりも近距離で見られるため、寸法精度の高い、乾式成形の陶器質タイルが、主流になっています
 カラーバリエーションが多く、他建材にはない豊富なデザインがあります
 ※乾式成形・・・・粉末にした原料を、油圧プレスによりプレス成形する方法で、大量生産に適していて、乾燥設備が不要で、工程上のよどみも少なく自動化に適している


土器質・・・・


●土器質 レンガ
 吸水率が高い
 焼成温度800℃前後 有色
 素地は多硬質で、かなり多く吸水する






釉の種類



●ブライト釉


●マット釉
 微細な結晶とか気泡を生ずるようにした釉や半融状になるように調合されたつや消し釉

●ラスター釉
 光彩を発するようにした釉を700℃くらいで製品表面に蒸着させた物
 ほかにもいろいろ方法がある






面状の種類



●ラフ面
 素地の表面をピアノ線で一度剥(は)いだもので、添加物が入っている場合表面は引っかいたような粗い面状なる


●スクラッチ面
 釘などで、表面を引っかいた物


●テッセラ面
 割肌面とも言う、成型乾燥後の実焼成品を二つに割って、その面を表面にした物


●ハツリ面
 乾燥素地の表面をノミなどによって粗くはつったもの

●ブラスト面
 焼成後のタイルの表面に小さな硬球を打ち当てて荒らした物






レンガ

◆粘土に砂を混ぜて練り成型し、乾燥、焼成する。



●普通レンガ
 「普通れんが」JIS R1250
 通赤れんがと呼ばれているれんが
 建築、土木、炉材として使用
 サイズが210×100×60ミリのれんがで、強度吸水率により4種、3種、2種の3種類の規格があります
 4種が一番品質の高いれんがです


●建築用レンガ
 「建築用れんが」JIS A5213
 建築物の構造壁体および内外装仕上げに用いるれんが
 現在日本では、ほとんど製造されていません

●耐火レンガ
 「耐火煉瓦」JIS R2205、R2213、R2206など
 炉材として使用するれんが
 写真は、高炉で使われたものです





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