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日本史 [大社造・神明造・八幡造]




■日本の建築史を古代、中世、近世、近代、現代、にわたってまとめてみました。もし、他に資料をお持ちの方がありましたらご協力下さい。
■建物の名前の検索は、索引をご利用ください。



大社造神明造八幡造寝殿造書院造数寄屋造近代建築現代建築

原始住居仏教建築城郭建築民家


大社造

◆屋根の妻側から入る「妻入り」の非対称
◆この流れで、「住吉造」(住吉神社)・「春日造」(春日大社)がある






●出雲大社
 島根県にある全国出雲神社の総本山
 大国主神をまつる


●出雲大社 全景


●住吉神社
 住吉造」(住吉神社)大阪住吉区
 住吉大社ともいう
 全国の住吉信仰の中心地
  (山口県下関、福岡市博多区、長崎県芦辺町)
 海上守護の神として信仰されている


  写真集

●春日大社
 春日造」(春日大社)
 奈良市春日野町にある
 1946年に春日神社から大社に改称
 興福寺の鎮守として藤原氏の繁栄と共に栄えた






神明造

◆平側から入る「平入り
◆変形の「流造」がある






●伊勢神宮内宮
 三重県伊勢市
 内宮と外宮があり、これは内宮の正殿
 天照大神をまつっている
 天武天皇のときから(奈良朝以来)20年ごとに立て替えている


●伊勢神宮 全景

●賀茂御祖神社(下賀茂神社)
 流造
 京都左京区山城国北部に勢力のあった豪族賀茂氏がまつり奈良時代からの信仰の中心






八幡造

◆双堂形式の「平入り
◆変形の「権現造






●宇佐神宮本殿
 宇佐神宮本殿
 大分県宇佐市
 宇佐八幡宮とも
 全国八幡宮の根本社


●日光東照宮
 栃木県日光市
 徳川家康をまつる
 権現造」は石間造ともいわれ、本殿と拝殿を石の間でつなぐ
 権現は江戸時代以降の呼び名、東照大権現に由

●日光東照宮 眠り猫
 名工左甚五郎作と伝えられている。
 家康公の御墓処(奧社)に通じる参道潜門長押上に置かれており、牡丹の花の中に眠る子猫ほどの大きさの彫刻である






原始住居

◆縄文時代は紀元前7000年頃から紀元前3〜2世紀頃までとされ、弥生時代は縄文時代の後に農耕生産を主体とし、始まりに関しては「弥生土器が使用された時代」「稲作が始まった時代」と定義されてきたが、明確な分かれ目は無く、北部九州では縄文時代に稲作が始まっていたことから従来の定説にが崩れつつある。
◆建物の写真は、青森県にある三内丸山遺跡で、縄文時代中期のものとして有名なところです。




●竪穴住居 (縄文時代)
 円形や角の丸い長方形の平面を50センチほど掘り下げ、その上に木で骨を組み草を葺いた屋根をもうける
 開口部は低い出入り口のほかは煙だし程度で、内部の中央または脇の部分に炉が設置されていた


●平地住居 (弥生時代)
 竪穴住居に比べると大きく、屋根と一体だった壁が分離し、壁には開口部も多くなった
 この形が後の民家の原型とみることができる


●高床式倉庫
 稲作が始まり農耕を中心に集落ができ定住化が進み、穀物を貯蔵する必要から、湿気より守るための高床式倉庫が作られた

●高床住居
 高床式は豪族の住居に使われ、ここで屋根、壁、床という基本的要素が確立された
 また高床住居はその後、神社寺院などの建築に結びついていった


古代の焼き物

◆4世紀半ば、古墳時代になると土器を作るため大陸から伝わった技術で焼かれたのが、須恵器と呼ばれるもので、上流階級の道具、または神に捧げる道具として使用されていました。これが本格的な日本の焼き物の原点とされています。・・・・・エンカルタより




●縄文土器
 表面に縄目や櫛目の模様が付けられた黒褐色の土器
 多くは窯をつかわず、野焼きの開放炎で焼かれる


●弥生土器
 ほとんど模様のない実用的なシンプルな焼き物
 色も黒褐色から赤褐色になり、より堅くなった
 明治初期出土した東京の本郷弥生町に習い、弥生土器と呼ばれる


●土師器 (はじき)
 土師器とは、弥生土器と外見や機能にあまり違いはなく古墳時代から平安時代にかけての赤褐色の土器のこと
 庶民はこちらを用いていた

●須恵器 (すえき)
 大陸から伝わった技術によってろくろと窯を使用した灰色の堅い焼き物
 古墳の副葬品などにもちいられたほか、水や酒の貯蔵容器として大型のものが利用された



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