Interior Zukan
                                             

西洋史 [現代]


古代中世近世・1近世・2近代現代


第2次大戦後ポストモダン



第2次大戦後



●ユニテ・ダビタション
 フランス・マルセイユ
 1945年〜1952年
 ル・コルビジュジエ
 モデュロール」が応用された集合住宅
 近代建築の記念碑的な意味を持っている


●ファンズワース邸
 アメリカ 1951年
 ミース・ファン・デル・ローエ
 四面ガラス張りの平屋建ての住宅で、2003年12月、サザビーズのオークションでナショナル・トラストが買収
 これは、個人の購入によって、改築・移設され、非公開になってしまうことを防ぐため集めた募金によって買収されました


●ミシガン湖畔のアパート
 1952年
 ミース・ファン・デル・ローエ


●ロンシャンの教会
 フランス
 1951年
 ル・コルビュジェエ


●ニューヨークの国連本部
 コルビジェ
 ニューマイヤー
 マルケリウス


●ケネディ空港TWA(アイドルワイルド空港)
 1962年
 エーロ・サーリネン


●ブラジリア首都建設
 ブラジル
 1958年
 ルシオ・コスタ
 オスカーニューマイヤー

●ペンシルバニア大学医学研究所
 アメリカ
 1957年〜1961年
 ルイス・カーン


第2次世界大戦後の家具
フランク・ロイド・ライト アメリカ 建築家 1867〜1959年 プレーリー様式と呼ばれる水平線を強調した安定した構成を用いた作品がある。1916年〜1922年には来日「帝国ホテル」「自由学園」などを設計、日本の建築界にも大きく影響を与えた。
ル・コルビジュジエ フランス 建築家 1887年〜1965年 パリで鉄筋コンクリート構造を学ぶ。「ピュルズム」純粋主義運動を始め「エスプリヌーボー」を創始。近代建築の特徴として「ピロティー・独立骨組・自由な平面・自由なファサード・屋上庭園」を上げ「家は、住むための機械である」との言葉は、有名。またプレハブとモデュロールを結びつけた集合住宅「ユニテ・ダビタション」などがある。
ジオ・ポンティ イタリア 建築家 1891年〜1979年 ミラノ工科大学を卒業後、1926年「ドムス」を創刊。1957年よりミラノ工科大学教授、イタリア合理主義の運動に啓蒙を努め、イタリア近代建築運動の父と賞された。彼の作った超軽量イス「スーパーレジェーラ」は有名。
アルバ・アールト フィンランド 建築家 1898〜1976年 北欧の風土と伝統を生かした有機的な建築物や家具を発表している。「パイミオのサナトリウム」のためにデザインした「パイミオチェア」の成形合板のいすは今も販売されている。
アルネ・ヤコブセン デンマーク 建築家 1902年〜1970年 コペンハーゲン王立芸術大学卒。同大学ほかオックスホード大学、グラスゴー大学などの名誉博士を受けている。スカンナビア空港ビル、デンマーク国立銀行など、家具では、「アンツチェア」「スワンチェア」などがある。
マルセル・ブロイアー ドイツ 家具デザイナー 1902〜1981年 バウハウス出身、大戦後アメリカに渡る。ワシリー・チェアーは自転車のフレームからヒントを得て製作された鋼管いす。
イサム・ノグチ アメリカ 彫刻家・造園家 1904年〜1988年 彫刻、造園、舞台デザインで活躍。代表作にはパリのユネスコ本部の庭園がある。来日中当時の岐阜市長の依頼で「AKARI」を制作。
ジョージ・ナカシマ アメリカ 工芸家 1905年〜1990年 1934年来日、アントニ・レイモンド建築事務所で軽井沢セントポール教会などを担当。世界的なハンディ・クラフトマン。
チャールズ・イームズ アメリカ 家具デザイナー 1907年〜1978年 アメリカンモダンを代表するインテリアデザイナー。FRPを使ったイス、「ワイヤーメッシュ・チェア」などがある。
エーロ・サーリネン アメリカ 建築家 1910年〜1961年 フィンランド出身の建築家。アメリカンモダンを代表する建築を残している。ケネディ空港TWAターミナルビルやリンカーンセンターなどがある。家具では「チューリップチェア」が有名。
ハンス・ウェグナー デンマーク 家具デザイナー 1914年〜 スカンジナビアを代表する家具デザイナー。デンマークロイヤルアカデミー賞ほか受賞も多い。「ワイチェア」「パレットチェア」「ピーコックチェア」など有名なイスがある。
ハリー・ベルトイア アメリカ 工芸家 1915年〜1978年 金属工芸、彫刻工芸の分野で活躍。スチールワイヤーの「ダイヤモンドチェア」はよく知られている。
エットーレ・ソットサス イタリア 建築家・デザイナー 1917年〜 トリノ工業大学を卒業。ミラノにソットサススタジオを開設して多方面で活躍。1981年「メンフィス」を設立。ポストモダンの合理主義的デザインの中心的存在。日本での活躍も多くNTTの「エンジェルノート」のデザインや福岡の「ツイン・ドーム・シティ」のプロジェクトなどがある。
ビコ・マジストレッティー イタリア 建築家・工業デザイナー 1920年〜 建築から都市計画、工業デザインの分野で活躍。家具デザインではイタリアを代表する作品がある。
ジョージ・ネルソン アメリカ 1908年〜1986年 ミッド・センチュリー・モダンの仕掛け人とも言われるジョージ・ネルソンは、建築家兼、ハーマン・ミラー社のデザインディレクターとして広告などのグラフィックデザインから工場の設計に至るまでさまざまな分野で貢献した。また、イームズ夫妻や、イサム・ノグチなどのクリエーターとハーマン・ミラー社を引き合わせたのも彼。ネルソン・クロックといわれる、ボールを使った壁掛け時計は今でも、人気のある商品です。Midcentury・・・ミッドセンチュリーとは世紀の半ばという意味(直訳)です。






ポストモダン



●シドニー・オペラ・ハウス
 オーストラリア・シドー
 1957年〜1974年
 ヨーン・ウッツォン
 シェル構造を持つ特徴のある建築は、1957年に設計競技で選ばれたデンマークの建築家ヨーン・ウッツォンの設計


●シーランチ
 チャールズ・ムーア
 アメリカの自然の中に溶け込んでいるコンドミニアムの内部には日本の民家を参考にした伸びやかな空間が見られる
 内部に設置されたジャイアントファニュチャーは遊び心の詰まった空間のこと→


●コロンボの住宅インテリア
 ジョー・コロンボ イタリア
 コロンボは1930年 イタリア、ミラノ生まれ
 1951年に前衛美術集団モヴィメント・ヌークレアーレを結成し美術家として活躍し、その後ミラノにデザイン事務所を開設
 1971年にこの世を去るまでわずか10年あまりの間に数々の名作を残した、60年代のイタリアを代表するデザイナーです


●オラブエナガ邸
 ハワイ・マウイ
 1989年〜1997年
 エットーレ・ソットサス
 Carlton
 ハンドブックでおなじみの棚です(ポストモダン) →


●ポンピドウ芸術文化センター
 リチャード・ロジャース
 レンゾ・ピアノ
 パリの中心地区ボーブールにある建物
 巨大な鉄骨や原色を用いた工場を思わせるもので、その斬新さが賛否両論を呼んだ


●ロイズ・オブ・ロンドン
 イギリス・ロンドン
 1978年〜1988年
 リチャード・ロジャース


●香港上海銀行
 香港
 1990年
 ノーマン・フォスター

●メルモンテ日光霧降
 ロバート・ベンチューリ 1996年
 ミースの“Less is more(少ないほど豊か)”という発言に対し、ベンチューリは“Less is bore(少ないほど退屈)”と反論しポスト・モダンという運動になっていきました
 ポスト・モダンの建築は思想的なものが強く明確な形としてのスタイルはなく、歴史的な象徴性、地域的土着的な様式などを組み合わせていく手法を取っています



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